【 戦略の基礎知識 〜戦略的な軍事力について〜 】 (公開:2006/06/27)

■はじめに

”戦略”と”戦術”は別物で、
 「戦術」は、実際に戦場で戦う為の方法。
 「戦略」が、戦いに勝つ為(or 負けない為)の長期的な計画を意味します。

■戦略的な軍事力とは

まず、日本人のほとんどが「戦争をしたくない」と思っています。
もちろん、私も同じです。

では、どうすれば戦争にならないか?

 世界に向かって平和を唱えることでしょうか?

世界中の人々が、全て裕福&善良なら、それでも良いかもしれません。

ですが、現実は違います。
日本のように安定した国ですら、犯罪が絶えません。


国内の犯罪を防ぐ(&抑止する)には、警察などの組織(=力)が必要となります。

同じように、独裁思想・反日思想の国家から国(家族や仲間)を守るには、それに対抗できる「力」が必要ですね。

それが「軍事力」です。

日本で「軍事力が必要!」なんて言うと反感を受けそうですが、
ここでいう「軍事力」とは、

 戦争をする為の「戦術的」なものではなく、戦争をしない為の「戦略的な軍事力」を指します。

冷戦時代は、米ソの軍事力の拮抗が、第三次世界大戦の勃発を抑止していました。
(米ソが直接戦争すれば、核で世界が滅ぶ為)


冷戦後の現在でも、まだ世界に「核」は残っています。

ですが、今の日本の法律では、敵と対等の力(=核)を持つことはできません。

「核」が無いのに、日本が平和なのは何故か?

それは、日本の同盟国が「核」を持っているからです。

その力のお蔭で、日本は平和を満喫でき、国防には最低限の予算だけを使い(?)、国を豊かにすることができました。

そしてこれからも、この「戦略的な軍事力」が在る限り、日本は平和を保つことができるでしょう。

但し、「力」の無い日本は、敵からも味方からも富を搾り取られますが…


■補足
上記は、「基礎知識」を書いたものです。
核武装論や、政治批判をしているわけではありません。



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