この記事は、2003年に、AllAboutにて掲載されたものです。
サイトから削除されていましたので、筆者の駒沢さんからの許可を得て、転載させて頂きました。(2ページ分あります)
※AllAbout著作関連の削除や、URLの変更を行っています。
※一部、画像の無い箇所があります。ご了承ください。
StudioGIW(スタジオギウ) / M.Sekiya


体験版で遊ぼう!!

ANCIENT VICE 〜魔法王戦記〜

2003/12/26
部隊を育てて敵陣を攻め進む

 シミュレーションRPGの醍醐味は、手持ちの戦力を少しずつ強化していくこと、そして緻密な布陣と部隊編成にあると思う。そこにシナリオが加わることによってドラマが生まれる。勝ち進むたびに少しずつ見えてくる、世界観とストーリー。そして、成長する登場人物たち。

 今回の「体験版で遊ぼう!!」は、ガイド駒沢が大好きなゲーム作家M.Sekiya氏の最新作、『ANCIENT VICE(エンシェントヴァイス) 〜魔法王戦記〜』(シェアウェア)をご紹介しよう。部隊を育てる楽しさ、戦術を練る楽しさが存分に味わえる、遊び応えのあるファンタジーシミュレーションRPGだ。

 『ANCIENT VICE(エンシェントヴァイス) 〜魔法王戦記〜』の体験版となる『ANCIENT VICE(エンシェントヴァイス) 〜ハイネル城編〜』のダウンロードは、下記の公式サイトから。



『ANCIENT VICE(エンシェントヴァイス) 〜ハイネル城編〜』
http://www.studiogiw.com/game/av/
ファイル名:avf_setup.exe(約6.6MB)



動作環境:
 ・Microsoft Windows 95/98/98SE/Me/2000/XP(DirectX不用)
 ・800x600以上の解像度、ハイカラー(16ビット)以上の色数
 ・体験版は無料、シェアウェア版は2,500円



 ゲームの舞台となるのは、魔力が強大な力を持つ“ウェルスロブ”と呼ばれる世界。それゆえに人々は魔力を使う者“ウィザード”を恐れ、容赦のない弾圧を続けていた。

 プレイヤーは初代魔法王“トゥ・ルース”を演じて、6人のウィザードと共に“ウェルスロブ”の制覇を目指す。『ANCIENT VICE(エンシェントヴァイス) 〜ハイネル城編〜』では、このゲームの序盤、ハイネル城攻略までを試すことが可能だ。


▲魔法王トゥ・ルースと6人のウィザードたちの戦いが始まった

 マップ上にはいくつもの城や塔、ダンジョンなどが配置されており、それぞれが道でつながれている。各場所には一部隊のみ存在可能で、複数の部隊をスタックさせることはできない。プレイヤー側と敵側(つまりコンピュータ)が交互に部隊を編成→移動させ、相手の部隊が配置されている場所に突入した時点で戦闘が発生する仕組みだ。


▲各拠点間は網目状の道によって結ばれている

 戦闘は、互いの指揮官が雇った“傭兵”同士によって行われる。傭兵には“剣兵”、“弓兵”、“騎兵”の3種類があり、手持ちの資金と指揮官の能力の許す範囲で自由に編成することが可能だ。

 手駒となる傭兵の数が多く、かつまた戦闘力の高い傭兵を揃えている部隊のほうが有利であるのは当然だが、傭兵にはジャンケンのように剣兵>弓兵>騎兵>剣兵の順で強弱があり、必ずしも単純に勝敗が決するわけではない。たとえば、敵が弓兵中心の部隊なら剣兵中心の部隊で、敵が剣兵中心の部隊なら騎兵中心の部隊で戦いを挑むことによって、数の劣勢を補うこともできる。


▲3種類の兵種と3種類の陣形を駆使して戦おう

 勝負はカードバトル形式で進行し、どちらか一方の部隊が全滅、もしくは撤退するまで続けられる。戦闘に勝てばその場所を占領し、次のターンで一定の税収を得ることができる。強い傭兵を数多く雇うためにはそれなりの資金が必要なので、税収が多い場所を確実に押さえていけるかどうかが戦略上重要なポイントだ。


▲指揮官のレベルが上がると、より多くの傭兵を雇うことができるようになる

 また、戦いに勝つことによって指揮官のレベルが上がり、より多くの傭兵を雇えるようにもなる。どの指揮官を優先して育てるか、どの指揮官をどこに派遣するかも、よく考えなければいけない点だろう。

→ダンジョンを探索してアイテムを手に入れる

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