【 PCゲーム制作入門 No.03 】

「変数(へんすう)」を学ぼう

※プログラムに詳しい方へ:「伝わる」ことを重視していますので、厳密には間違った説明になる部分もあります。ご了承ください。

では、ソースファイル pysmp01.py の解説を行います。

pysmp01.py は普通のテキストファイルです。
メモ帳等のテキストエディタで開いてください。

※メモ帳は、「スタート」等にある「検索ボックス」に「メモ帳」と入力すれば見つかります。
※起動したメモ帳に、pysmp01.py をドラッグすれば、ファイルを開くことができます。

まず最初の部分、この6行は、「使用するライブラリ等を定義」していますが、今は気にしなくて大丈夫です。
# -*- coding: utf-8 -*-
import pygame
import pygame.mixer
import time
from pygame.locals import *
import sys

次の行で、画面サイズを指定しています。
因みに、# 以降は自由にコメントを書きこめます。
# グローバルデータ
(GMX,GMY) = (400,400); # 画面サイズ
screen = pygame.display.set_mode((GMX, GMY)); # 指定サイズの画面を生成
※通常、Pythonでは ;(セミコロン)を付けませんが、最終的に学ぶC言語に合わせて、ここでも敢えて ; を付けています。

では、細かく見ていきましょう。

(GMX,GMY) = (400,400); は、GMXとGMYという「変数」に、400という数値を入れています。
「変数」というのは、数字や文字等を入れておく箱のようなものです。

書き方がPython独特ですが、2つに分けて、↓のように書くこともできます。
GMX = 400;
GMY = 400;

「変数名」は自由ですので(print等の使用できない文字もありますが)、例えば、
GAMEN_X = 400;
GAMEN_Y = 400;
のように書くこともできます。

次に、
screen = pygame.display.set_mode((GMX, GMY)); ですが、
この命令で、画面(ウインドウ)を作っています。
画面のサイズは、Xサイズ(横)がGMX、Yサイズ(縦)がGMYなので、400x400のウインドウを作ることになります。

尚、変数を使わず、
screen = pygame.display.set_mode((400, 400));
と書いても結果は同じです。

何故わざわざ変数を使っているかというと、後のプログラムで、「画面サイズを元に計算」している為です。
まだよくわからないかもしれませんが、
とりあえず今は、「画面サイズは変数に入れておいた方が都合が良い」と覚えておいてください。

あと、screen も「変数」で、
pygame.display.set_mode((GMX, GMY)); の命令後の値が、screen という「変数」に入ることになります。
この screen も、もちろん後で使います。

ここまで、「変数」について簡単に説明しました。
「変数」は、”自由に作れて”、”中に値を入れることができ”、”その値を後で使える”ということを覚えておきましょう。

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