お久しぶりです。 スタジオギウのM.Sekiyaと申します。 今回から「ゲーム制作手順の中級編」を掲載する予定でしたが、 それプラス、もう少し広い視点で、個人制作者にとって必要な知識を書いていきたいと思います。 ※ゲーム制作手順の入門編はこちら。 「個人制作者の基礎知識」第1回は、基礎の基礎ということで、ダウンロード販売についてです。 まず、「ダウンロード販売」とは、 ベクターやWebMoney、作者への銀行振り込み(e-BANKなど)を利用して、 店頭へ行かなくても、インターネットだけで購入できるシステムのことです。 以下に、ダウンロード販売の”利点”と”欠点”を箇条書きしてみました。 ■ダウンロード販売の利点 ・パッケージ代や流通代などの余分なコストを削減できる。 (その結果、ゲーム自体を安く販売できるので、ユーザーさんにもメリットがある) ・在庫が不要なので、売れなかった時のリスクが少ない。 (売る為のゲームではなく、自分が創りたいゲームに挑戦し易い) ・普通は”体験版”があるので、購入したユーザーさんからクレームが来ることが少ない。 (ユーザーさんも、買う前に”合うか合わないか”を判断できる) ■ダウンロード販売の欠点 ・購入までのプロセスが、店頭販売に比べて分かり難い。 (慣れれば便利ですけど…) ・ゲームのコピーや、シリアルキーのクラックをされやすい。 個人制作の経験がある方なら分かると思いますが、最初にクラックの事実を知った時は、 冗談抜きで胸に刃物を刺されたくらい辛かったです。 お金の問題というより、大切なものを笑いながら汚されたような感じ。。 簡単ですが、以上です。 売り手と買い手、どちらにとってもメリットは大きいですね。 (コピーやクラックのリスクは結構切実ですが…) 負の側面もありますけど、 創りたいゲームを創って手軽に売れる「ダウンロード販売」は、 現代の個人制作にとって、必須のシステムだと思います。 それでは、また次回!^^ 連載日:2006年 6月1日 Web公開:2006年 9月1日 StudioGIW(スタジオギウ) / M.Sekiya |